Outline of Hydrogen Station 水素ステーションの概要
水素ステーションとは
※JHyMが支援対象にしている水素ステーションに限る
水素ステーションは、ガソリン車がガソリンスタンドで燃料を補給するように、燃料電池自動車(FCV: Fuel Cell Vehicle)へ燃料となる水素を補給する場所です。FCVへの一回あたり水素充填時間は3分程度。
水素ステーションの主要構成機器
- 水素製造装置:水蒸気改質等により都市ガスやLPガスを使って水素を製造する(オンサイト方式の場合)
- 貯蔵:外部から調達した水素をカードルやローダーで運び貯蔵する(オフサイト方式の場合)
- 圧縮機:水素を所定の圧力まで昇圧する
- 蓄圧器:所定の圧力の水素を貯蔵する
- プレクーラー:FCVタンク温度の上昇を防ぐため、充填前の水素をあらかじめ冷却する
- ディスペンサー:流量、圧力を制御しながら水素をFCVに供給する
水素ステーションのタイプ
水素ステーションにおける水素の供給方法等の違いによって、3つの種類があります。
オンサイト方式
水素ステーション内で、都市ガスやLPガス等からの水素製造、FCV向けの水素の充填販売までを行う。
・事業者の例:都市ガスやLPガス等の水素原料を有している事業者など
※参考「都市ガスを利用したオンサイト方式水素ステーションのご紹介」一般社団法人 日本ガス協会
オフサイト方式
外部で製造された水素を調達/購入し、FCV向けの水素充填・販売を行う。
(水素の輸送、貯蔵方式は液体水素と圧縮水素によるものとがある)
・事業者の例:水素を外部から調達する事業者
移動式
トラックの荷台に水素充填装置を積んでいる水素ステーション
水素ステーションの併設例
水素ステーションは単独運営の他、様々な業種の施設と併設して展開されています。
単独
コンビニエンスストア併設
ガソリンスタンド併設
CNG(天然ガス)スタンド併設
天然ガス・LPガス併設
空港敷地内