About Us JHyMについて

設立経緯

政府は、次世代エネルギーのひとつとして水素エネルギーの利活用の促進に取り組んでいます。その一環として、「水素・燃料電池戦略ロードマップ」や「水素基本戦略」において、水素を活用した社会システムを構築するため、燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicle: FCV)の普及に向けた水素供給インフラの整備支援を推進する方針を示しました。

こうしたなか、民間企業において、水素ステーションの整備・運営を行うインフラ事業者、自動車メーカー、金融投資家等が協業して、2018年2月、日本水素ステーションネットワーク合同会社(Japan H2 Mobility: JHyM〈ジェイハイム〉)が設立されました。

JHyMのヴィジョン

JHyMは、水素ステーションのネットワークを構築するため、水素ステーションの整備の加速と安定的な事業運営の環境づくりを目指します。

JHyMのミッション

水素ステーションの戦略的整備

JHyMは、最初の5年間で、FC乗用車の全国普及を視野に入れ、すでに水素ステーションが設置されていた都市部での設置密度をさらに上げるとともに、未整備地域への設置誘導を積極的に図ってまいりました。
今後は、これに加え、FC商用車(トラック等)の実証を含め、需要がしっかり見込まれる場所に着実に設置していく方針です。

水素ステーションの効率的な運営への貢献

水素ステーションを保有するJHyMは、水素ステーションの整備や運営の情報を収集し、その情報を有効に活用することで、水素ステーションの効率的な運営の実現に貢献します。

・FCVユーザーの利便性向上

水素ステーションの新規整備による基数増加とともに、既設の水素ステーションの営業日数・時間の拡大や能力増強を目的とした建
て替え等を検討・実施してまいります。

・水素ステーションビジネスの自立に向けた取り組み

業界団体と連携し、水素ステーションに係る規制見直し等を行政機関に働きかけ、コストダウンに貢献します。また、多種多様な事
業者が集まるJHyMならではの強みを活かし、需要の拡大策や好事例の共有に努めます。

JHyMのスキーム

FCV普及に向けて水素ステーションの整備を加速させるため、JHyMはインフラ事業者のために①水素ステーション整備に関する事業スキームと、②水素ステーション運営に関する事業スキームを構築しています。

 

インフラ事業者のJHyM参画メリット

・水素ステーション整備に係る初期投資の軽減

経済産業省の「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」による補助金に加え、金融投資家等からの出資を活用することによ
り、水素ステーション整備に係る初期投資を軽減することができます。

・水素ステーション運営費用の軽減

経済産業省の「燃料電池自動車等新規需要創出活動補助事業」による補助金に加え、JHyMからの業務委託費を活用することによ
り、水素ステーションの長期的な運営支援環境を享受することができます。
※水素ガスの販売量に応じ、設備利用料をお支払いいただきます。
さらに、中小事業者に対しては、水素ステーション整備・運営に関して追加の負担軽減制度を用意しています。

JHyMへの参画要件

  • 新規の水素ステーション*1基整備すること
  • JHyMへの年会費支払い
    *将来的に自立化の見通しがあること

水素ステーションの計画から建設まで

インフラ事業者は、年度毎に策定されるJHyMの年次水素ステーション整備計画方針に沿って、個別に整備計画を提出。承認された計画については、インフラ事業者とJHyMが共同で補助金申請を行います。建設はインフラ事業者が行い、完成後はJHyMがその水素ステーションを所有します。
なお、建設した水素ステーションはインフラ事業者のブランドで運営することができます。

年次水素ステーション整備計画方針

JHyMの年次水素ステーション整備計画方針の閲覧をご希望の方は、info@jhym.co.jpまでお問い合わせください。